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[小話]あの花に感動しきりの羽多野・寺島コンビ「主人公である時のみゆくんのすごさ」

 

羽多野・寺島 Radio 2DLOVE(2020/10/16)

  •  羽多野さんは『あの花』の映画を、テレビ本編視聴済みの友達と連れ立って、車で郊外のシネコンに観に行った。

    結果、帰り大丈夫かな!?というくらいお互い泣いてしまい、男二人でロビーでボロボロに泣いてるところを子供やら家族連れに目撃されるという惨状に陥った。

    羽多野「あれは素晴らしかったね…アニメを見てから劇場見てもいいですよね、あれはね。ただの総集編じゃないからね」
    寺島「そうなのよ。ほんとに名作だと思います!」

  • 寺島「みゆくんてすごいねなんかね」
    羽多野「ねー!」
    寺島「そこらへんの主人公である時のみゆくんのすごさね。あの花もそうだし、僕も映画見に行きましたけど『聲の形』とかもすごかったんだよね」
    羽多野「あー!そうだね」
    寺島「なんであんなお芝居できんだろうって、毎回感動する」
    羽多野「こうなんか、ほんとにリアルだなって思う」
    寺島「そう! 」
    羽多野「その歳の少年なら少年、青年なら青年の、なんかすごくリアルさっていう…」
    寺島「成熟してない感じ。みゆくんってあんなに成熟してるのにね!」
    羽多野「本人はね。すごいしっかりしてる人だけどね」
    寺島「ほんっとすごい人だと思います」
    羽多野「さすが役者です」

(敬称略)

 

 羽多野渉さんと寺島拓篤さんのラジオより。

 入野さんと共演した印象はあまりないお二方。ガッツリ絡んだのは寺島さんとの亡国のアキトぐらいかな?

 

 『あの花』こと『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』はノイタミナ初期作。いまさら説明不要レベルの不朽の名作ですね。

 実際放送当時から非常に人気がありまして、 イベントが連発されたり、劇場版が公開されたり、のちにドラマになったりと絶好調。

 なんと先ごろ10周年のアニバーサリーイベント開催も発表されました。

 

 

  ふぁぼりつ5桁、返信3桁。うむ、未だに期待値高いですね。

 

 劇場版は、本編終了後しばらく経ってから登場人物たちが当時のことを回顧する、という形式の総集編でした。本編そのものはあまり余計なものを付け足してほしくないというレベルの完成度でしたからね、新しいストーリー展開というものは望まれていなかったのです。

 新規映像豊富とはいえ基本は総集編、と聞くとさほどぱっとしない印象がありますが。

 これが当時としてはランキングに食い込むほどの興行収入を叩き出し、ロングランヒットとなったのでした。内容の完成度もさることながら、映画館で号泣したい需要にマッチした感じかな。

 

 このあの花、実は業界視聴率も高かったらしく、以前から方々のラジオでちょこちょこ話題に上がっていました。

 このRadio 2DLOVEに至ってはパーソナリティが2人してガチファンで、番組を上げてがっつりフィーチャーしまくっていたようです。あの花の聖地巡礼DVDまで発売するってどんだけw

 

 そして2人とも入野さんのお芝居に対する評価が高い!

 当時の入野さんはまだ23かそこらだったはずですが、思春期の少年かくあるべし、とばかりの雛形にしていいレベルのお芝居が見れます。じんたんは入野さんのナチュラル演技を世に知らしめたキャラクターのひとりと言えるでしょう。

 同系統、というと語弊があるかもしれませんが、その後の『言の葉の庭』『聲の形』『さよならの朝に約束の花をかざろう』などはまさにあの花で見せたナチュラルさを求められてのキャスティングであっただろうことは想像に難くありません。ちなみにこれらの各作品も業界視聴率高めで、入野さんの芝居が話題に上がることもちょくちょくあります。

 

 しかし同業者に「成熟してる」とみなされているのは…たぶん意外に思う人も多そうかなw あざとズッコケキャラで世間に浸透し始めている気がするのは十中八九おそ松のせい。いや昔からうっかりさんではありますけどもw

 継続的に活動を追っかけ続けていると、相当芯がしっかりしていて将来を見据えて行動しているというのが伝わってくるのですよね。

 本人の活動方針や所属事務所の選択から垣間見えるのは、ひたすら名より実を取る方向性。素人の目から見ても、もっとインスタントに人気や知名度や仕事を取ってのらくらやっていく方法というのがなんとなく見えるのですが、そういうのにはほとんど靡いてきませんでしたからね。20代後半のメディア露出の低さは、ある程度意図した部分があるように見えます。30越えて、コロナもあって、最近は少しずつ外向きになってきているようですが。

 しっかりとしたビジョンを持って活動・チャレンジしている姿は、同じ土俵で活動している同業者の目にはいっそう自立した大人として見えるのかもしれませんね。

 

 

 じんたんは奥の「自由」Tシャツの子です。もちろん入野さんの名前が由来。

 

 あの花のBOXはいろいろ種類がありすぎてどれがどれやら。イベント映像付きのものも多いのでよく調べてからの購入をオススメします。

 

 キャラデザの田中将賀さんとの交流がわかる対談が掲載されています。『君の名は。』でタッグを組んだ新海監督と田中さんを最初に引き合わせたのが入野さんだった、というわりと事件なお話も。

田中将賀ぴあ (ぴあMOOK)

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  • 発売日: 2016/03/29
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