編集長 稲垣吾郎(2020/6/24)
- 稲垣さんは向井太一さんの曲が好きらしく、メールで入野さんのFREEDOMを紹介する剛の者が出現。
- リスナー「入野さんの『向井さんの世界観そのまま歌わせてください』という依頼から実現した一枚です。心に響く素敵な曲です」
稲垣「へーそうなんですか…声優をやられてる入野自由さん…結構…あっ、千と千尋の神隠しのハク役とか、ガンダムとかね、その他いろいろ…バカボン、おそ松さんとかいろいろやられてる、ねぇ、本当にご活躍されてる声優さんなんですね。向井さんの曲好きですけども、他の歌手の方が歌うとどんな曲に聞こえてくるんでしょうか」- 楽曲放送:『FREEDOM』
(敬称略)
稲垣さんの向井太一さん楽曲好きにかこつけてFREEDOMを紹介したリスナーのメールが読まれ、そのまま番組内でFREEDOMが流されるという事態。
なんというツワモノよ…w
まあこういったメール凸にはどうしてもファンの欲望というか押し売り感みたいなものが前面に出てしまうので賛否あるでしょうし、個人的にも乱発は避けるべきと考えますが。今回は向井太一さん繋がりという話題のフックがあったのでいい塩梅でハマっていた感じでした。
しかしこういう時、入野さんの芸歴は本当に強いですね。ご本人もたびたび仰ってますけど、千と千尋の神隠しは名刺代わりの一作としてどこでも通じるし、国内でならおそ松さんとバカボンの赤塚作品も強い。オタク一歩手前のライト層くらいならあの花とか新海監督作品も響きますし、先ごろの金曜ロードショーの反響を見る限り聲の形も知名度を得ていく手応えあり。キングダムハーツはゲーマーは大概履修済みかつ千と千尋に並んで海外にも通じるブランド。
娯楽の選択肢が細分化され、アニメがコアなオタクのものになり、国民的アニメという肩書きがほとんど有名無実のものになって久しい昨今でも、「アニメに詳しくない人に通じるアニメ」にコンスタントに関わってこれているのは、やはり実力と強運の双方が備わっているからこそなんだろうなぁ。
FREEDOMは入野さんの楽曲の中でもとりわけ完成度高い一枚。